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2009年8月24日 (月)

ウォッチフェアのはしご(三越、東武)

今日は(も?)なかなか忙しい、けど楽しい一日だった。

朝5時半起床、軽く流して7.5キロジョグ。昨日も磐梯山を歩いて感じたが、秋が確実に近づいてきている感じがする。まだまだ暑いとはいえ、気持ちいいと感じられるようになってきた。その後シャワー、朝食、洗濯。

そして三越(日本橋)、東武(池袋)と2つのウォッチフェアをはしごしてきた。最近雑誌もあまり読んでいない(クロノス日本語版は毎号買ってはいるが全部読む余裕がない。)ので、現行品は実は勉強不足だ。今回各社の新モデルなどを見て、新鮮だったし、少しトレンドも分かった気がする。

話は変わりますが、尾崎選手、世界陸上女子マラソン銀メダル獲得おめでとう! 加納選手ももうひと頑張りというところもありましたが、7位入賞ナイスラン!

ウォッチフェアだが、なかなか面白かった。まずETAのムーブ提供停止に向けて、自社ムーブ化は一層拍車がかかった感じがある。特に正直なところ今までさほど興味あるもののなかった宝飾系のブルガリやルイ・ヴィトン、カール・F.ブッヘラあるいは近年時計に力を入れだしたモンブランなどが侮れなくなってきたことだ。あとで個別に気になったものを触れたい。次に完全にセレブ向けビジネスモデルの商品、ブランドが増えてきていること。実質受注生産に近く、ほとんど店頭に並ぶようなことのないモデル。家が買えるような価格が珍しくなくなってきている。300万円くらいの時計なら、安く思えるほどだ。もちろん少数のセレブ顧客を狙ったビジネスモデルが存在し、それによって時計の技術や文化が進歩していくことは悪いことではない。しかし少し違う方向に進みすぎるのは、興味の対象から離れていくものだ。もうひとつはデザインの独自性とともにトレンドというか模倣というか? たとえばブラックモデル、ウブロやパネライなどから他のメーカーにも間違いなく広まっている。他にもサイドのシースルーなども。気のせいかなんか似てるぞ、っていうモデルも増えてきたのかも。

今回イベント的には日が合わず、あまり面白いものは見れなかった。東武で気象予報士の森田正光さんのトークショーを聞いたが、正直今いちだった。話なれしているし、軽快で面白い部分もあったが、まず時計に関しては素人なのに時計の話をされても何かなぁ。。。って感じ。おまけに時間をオーバーして司会の方がしめようとしているのにダラダラと中途半端な話を。最後は早く終わってよ、っていう感じでした。まぁウォッチフェアなので、わざわざ聞かなくてもいいようなトークショーでした。

あといくつか気になった話題を、

-ルイ・ヴィトンのタンブール ミステリューズ。ミステリーウォッチが腕時計になったモデル。このアイデアはきまま仙人も頭にありました。ものとしても非常にいいものに仕上がっていました。ただ、、、価格は2,625万円、受注生産モデルです。正直ちょっと高すぎ。ヴィトンにはユリスナルダンからのメンバーが加わり、自社アトリエで作られたもでるのようです。他にもこのチームで方位表示を示す機構のついたものなど、ちょっと新しい視点の新機構があり。今後宝飾系と軽視しないで、ちゃんとウォッチしていきたいと思った。宝飾系といえばブルガリも頑張っているなぁという感じだった。

-モンブランのミネルバキャリバ-モデル(Collection Villeret)。知らなかったのだが、ミネルバがリシュモン傘下にはいり、モンブランに独占的にムーブメントを提供するとのこと。このミネルバのシングルプッシャーのクロノグラフを見せてもらったが、これがすごくいい。名機といわれるキャリバ-20CH(いやもう一回り大きい9CH)に似たミネルバらしいムーブメントで、面取りなどの仕上げも美しい。地板はペルラージュ、ブリッジはコート・ド・ジュネーブとこれまた美しい。さすがに粒金仕上げではないが、ミネルバのまじめな仕事っていう感じが伝わってくるようなムーブだ。この一本だけでも見に行く価値があった。あと面白いのが、このモデルは裏スケの上に蓋があって、開けるとこの美しいムーブが拝めるようになっている。その他モンブランは自社ムーブのクロノもいい感じだ。

-カール・F.ブッヘラ。今回東武のウォッチフェアに初出店だ。ちょっと面白そうなので雑誌などで注目していた。黒ピンのクロノを探していた時に問い合わせをかけたことも。はじめて実物を何本か見せてもらった。宝飾系のメーカーでありながら複雑機構やちょっとした新機構を比較的リーズナブルな価格で出している。たとえば自社ムーブの自動巻機構はシチズンのジェットローターのような周囲を回転するタイプ。いや本当にジェットローターを思い出して何となく親しみが持てました。ただ回転はずっとスムーズに仕上がってました。

-ランゲのツァイトヴェルク。デジタル表示の時計。ジャンピングアワーだけでなく、分表示もデジタル表示する。ランゲとしては完全な新ラインのモデルは久々ではないだろうか。

-GPの竜のエナメル文字盤の限定品。竜の手に指が5本あるやつ。手法の名前は覚えていないが、ベースの金属を彫って、その削られた部分にエナメルをのせて焼かれたもの。クロアゾネが針金で土手を作る代わりに彫って土手を作るイメージか?いずれにしても工芸品としてすばらしい仕上がりでした。

その他、ロジェが出店していなかったというのは少しさびしい。あといろんなメーカーさんからカタログをいただきましたが、どこのメーカもカタログが分厚く、いい装訂になっている。ブランドの歴史や機構の説明などが入って、読み物となっている部分も多い。非常にありがたく読ませていただきます。持って帰るのが結構重かったですが。。。

今日はここまで。気が向いたら続編書きます。

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