沼、花、展望、見所満載の磐梯山(8月22日山行記録(2))
8月22日の磐梯山山行記録パート2。どんよりとした天気、山頂周辺はやや強風。それでも桧原湖や猪苗代湖は何とか望め、山頂を出るあたりから天候も回復に向かう。
裏磐梯スキー場6:30-裏磐梯分岐7:00-銅沼7:20-中ノ湯8:06-9:13弘法清水9:32-9:53磐梯山山頂10:45-弘法清水11:13-天狗岩11:29-噴気口分岐12:54-裏磐梯分岐13:21-13:46裏磐梯スキー場
キオンのお花畑と櫛ヶ峰
チャイというよりきまま仙人のはチャイ(もどき)が正しい。牛乳を沸かし、紅茶をそのままぶち込む。気分しだいで砂糖を入れたり入れなかったり。今回は少し甘いのが飲みたかったので砂糖を入れる。暖かい甘い飲み物は、飲むと本当に元気が出る。ちなみに今回は山頂で食事にしたが、弘法清水の2つの小屋は無料で休憩できるので、今日のような風の日は、小屋でお弁当を食べるのも有りだと思う。
軽くおにぎりとパンをほおばって、再び山頂でシャッターチャンスを狙う。おっ!吾妻が出てきたぞ。常に雲が流れているが、安達太良もはっきりと確認できた。山頂の乳首がわかりやすい。(※安達太良山は乳首山とも言われている。) 西を見ると猫魔はもちろん、その右手、雲に浮かぶように大きな山塊が。飯豊かな?帰宅後確認したらやはり飯豊連峰だった。まぁまぁ十分に展望を楽しめた。逆に天気が良くない分、雲や空が神秘的な色を見せる部分がある。これはこれで悪くない。
安達太良山、乳首が見える!
山頂付近は花がいろいろ咲いている。特にキオンはお花畑のあたりで満開? 他にはウメバチソウ、ミネウスユキソウ、ホタルブクロ、タカネナデシコ、ハクサンシャジン、クロトウヒレン?などなど
10時45分山頂をあとに、下山に移る。弘法清水からは東回りに櫛ヶ峰方面へ。ここのコースは高度感があり、スケールの大きさがあり、火口壁の迫力、沼ノ平や銅沼などが見下ろせる仙人お気に入りのコースだ。(前にも書いたが田部井淳子さんもお気に入りらしい。) 多少風はあるものの然程気にはならない。というよりうれしい誤算が。思ったよりも花が咲いている。きれいなのはウメバチソウ、黄色いのはアキノキリンソウとハクサンシャジン、あとヤマハハコに似た白い花、などなど。見慣れないオレンジ色の鮮やかなかわいいタンポポのような花もあった。帰宅後調べてみるとコウリンタンポポ。ヨーロッパ原産の帰化植物で、繁殖力が強く、生態系を変えるということで、抜いたほうがいいという意見もあるらしい。ちょっと複雑だ。このころから青空も出始めた。
コウリンタンポポ
快適につり尾根を進む。火口壁は荒涼としているが、迫力があって本当にいい。噴気口や銅沼が見下ろせて、朝歩いてきたあたりを確認する。櫛ヶ岳との間のコルからいよいよ急下降へ。ガレ場で滑りやすく歩きにくいところが少しあるが、雨さえ降っていなければ問題はない。急な分だけ一気に下る。まもなく樹林帯に入る。もう少しで火口原というあたりで、崩落でルートのわかりにくいところに出る。とはいえ慎重に確認すると問題は無い。仙人は耐え切れずここで雉打ちを!それまでは雉を撃てそうな場所がなかなかなかったので、ここまで引っ張ったのだ。いやはややっとスッキリ。ちなみにやっぱりゆるゆるだった。何か悪いもの食べたかなぁ??? ついでにここで梨&キウイ休憩。せっかく重い思いをして持ってきたので荷物を軽く。暑いくらいの陽気になってきたので、梨は美味しかった。
ここからは数分降ると火口原。少し行くと川上登山口の分岐を分け、裏磐梯方面へ向かう。標識に「下山道⇒」「登山道⇒」というのが出てくる?このルートはどちらかに決まるものではないと思うのだが、、、、このあたりは小さな起伏を越えていくのだが、シラタマノキの群落が庭園のよう。たくさん生っていたので、久々にひとつ摘んで食べちゃいました。あとイチゴの赤い実がきれいになってます。何イチゴでしょうか?(帰宅後調べました。マルバフユイチゴです。) ふいにとかげが。何匹も見ました。背中に白いスジがあったのでニホンカナヘビでしょうか? とかげを見るのもひさしぶりです。
シラタマノキの群生
庭園のよう
マルバフユイチゴ
すっぱいが食べられるようです
2,3きれいな沼も有ります。裏磐梯の五色沼のようにそれぞれ個性があって楽しいです。まさに鉄サビの赤い沼や澄んだ水で周囲も沼底も苔むしている沼など。庭園を散歩するような感じで(といいながら下山なのでそこそこのペースで)13時21分裏磐梯分岐到着。ここからは桧原湖と吾妻連峰を眺めながらゆっくりスキー場を降り、13時46分駐車場到着。いや終わってみればなかなか楽しい山行でした。ちなみに戻ってきたときも駐車場には愛車以外にあと3台しか停まってませんでした。少ない。
磐梯は八方台からの往復ですます人も多いですが、銅沼、火口原からの爆裂火口の火口壁、櫛ヶ峰への稜線歩きなどなど、八方台からの往復だけではもったいなすぎます。ぜひこのコースも検討してみてください。(ちなみに車でないなら登下山口を変えるルートを勧めます。)
帰りは桧原湖の売店で教えてもらったラビスパ裏磐梯で汗を流して帰りました。売店で20%の割引券をもらったので、700円のところが560円。露天、休憩室もあり。まずまずリーズナブルです。&ラビスパ裏磐梯のすぐ近くの道の駅でおいしそうな桃をかって帰りました。いや満足、満足。
おしまい。
荒涼とした迫力の火口壁
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