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2009年5月 5日 (火)

御嶽の展望台、小秀山(5月2日山行記録)

正直小秀山ってよく知りませんでしたが、なかなかいい山でした。天気もよく、迫力の御嶽もばっちりでした。GW、帰省前の楽しい一日の山行記録です。

今回は関西方面の山を登りたいと思ったんですが、きまま仙人の持っている地図やガイドブックはほとんどが20年、いや30年前のもの。さすがに情報が古いので今回「関西の山あるき100選」という本を買って、いろいろ検討。まずは高速から比較的近くて、展望のいいところ、、、ということで小秀山に決めた。そういえば御嶽を間近で見たこともない。御嶽と200名山という点が大きな決め手だったかな。あと山頂付近におこじょがいるらしいのだが、残念ながら顔を出してはくれなかった。

乙女渓谷キャンプ場5:50-烏帽子岩6:39-夫婦滝6:51-孫滝7:16-鎧岩7:24-カモシカ渡り7:56-三ノ谷ルート分岐8:26-兜岩8:43-第一高原8:48-第二高原9:04-第三高原9:22-9:34小秀山10:45-第三高原10:55-第二高原11:10-第一高原11:21-兜岩11:24-三ノ谷ルート分岐11:40-三ノ谷登山口12:51-13:14乙女渓谷キャンプ場

Kohide_map  

 

 Garmin Forerunner305とSportTracksで作成

 

 

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 小秀山山頂、御嶽が迫力

 

 

渋滞を少しでも避けるため、金曜日速攻で会社を抜け、20時には出発。中央高速に乗る前に少し渋滞したものの、あとはまずまず想定の範囲内。ほぼ順調に1時頃乙女渓谷キャンプ場到着。空は星がきれいだ、明日の天気に期待しつつ早々に眠る。

2日土曜、5時すぎ起床、6時前には出発した。二ノ谷コースに入る。沢ということもあるが、空はやや冴えない。二ノ谷コースには立派な遊歩道がつけられている。観光地といってもいい。誰もいない沢を、自然の音を聞きながらゆっくり登っていく。コバルトブルーがかった淵やねじれ滝、和合の滝、天狗岩、烏帽子岩など景色も楽しい。アカヤシオ(アケボノツツジかと思ったがアカヤシオというらしい)が満開で本当にきれいだ。登るにつれ、下を見ると結構険しい。遊歩道がなければ、なかなか登りごたえのあるコースだと思う。ただ、山屋としてはこの遊歩道はちょっとさみしい面もあるかな。旧展望台からは対になった夫婦滝がはっきり確認できる。

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 乙女渓谷の遊歩道

 

 

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 アカヤシオ

 

 

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 和合の滝

 

 

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 夫婦滝、左が男滝

 

 

一時間ほどで夫婦滝(男滝)に到着。落差は70mあるらしく、なかなか立派な滝だ。休憩を入れていよいよ本格的な山道に入る。なかなか急な登りだが、道標も整備されていて、危険な個所はない。孫滝から沢を離れる。途中「鎧岩」というのがある。「一周りお回りください」と書かれてあるので回ってみる。たしかに大きな岩だが、???。いくつかの展望台という標識のある開けたところがある。西から南の方面が春のどんよりしたなか望める。かなり登ったなぁとゆっくり眺めるが、さみしいかな調べる地図もなく、周囲の地理にも詳しくないので、名前のわかる山も見つけられない。

いよいよ「カモシカ渡り」というこのコース最大の難所にさしかかる。しかし、たしかに少しホールドを取りにくいところはあったものの、三点支持がしっかりできれば何の問題もない。ただ鎖等がないので、くだりに使うのは少し難易度があがるだろう。どちらかというとやや拍子ぬけ?した。このあたりから、兜岩や山頂が見えるようになる。ほどなく稜線に出、少し行くと三ノ谷ルート分岐に到着。この付近から残雪が目立つように。天気も良くなり、影がくっきりと出るようになる。

ひと登りすると兜岩下の分岐に。とりあえず直進の岩場コースを行く。兜岩は見晴らしのいい展望台。御嶽がやっと見えた。大きい。山頂への期待感が一気に膨らみ先へ。。。ショウジョウバカマが春らしい。すぐに第一高原に。展望図があったので、確認してみるが、天気はいいものの遠くの山はかすんでよく確認できない。一番左手に見えたのは恵那山のようだ。このあたりから雪上を歩く。一応軽アイゼンもスパッツも持ってきてはいたが、必要なかった。(スパッツはした方がよかったかも。。) 木漏れ日の中、雪の上を歩くのは楽しい。逆に雪が少ない部分はじゅくじゅくで少し歩きにくい。あとたまに軽い落とし穴のようにズボっといってしまうことは要注意。

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 雪上を行く

 

 

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 空に浮かぶような白山

 

 

9時34分小秀山山頂到着。山頂には誰もいなかった。白山、北アルプス、御嶽、中央アルプス、恵那山、、、素晴らしい展望だ。御嶽側にちょっとしたテラスのような場所があったので、座って最高の景色を満喫。しばらくすると埼玉から来られたという昨年定年されたという方が来られた。2人で並んで座って話を始める。九州からの帰りにここと位山を登られるらしい。時間に余裕もあったので、1時間以上も景色を眺めていた。

10時45分後ろ髪惹かれながら山頂をあとに。三ノ谷ルート分岐までは来た道を戻る。兜岩のところでは回り道の方を通ってみたが、直進ルートの方がいいかな。三ノ谷ルートは整備されたいい道だ。悪く言うと面白みは少ない。やはり上りは二ノ谷ルートを勧める。一気に下った。三ノ谷登山口に出てからは林道を行くが、かったるいので一部走った。13時14分駐車場に戻る。

帰路下呂温泉でひと風呂浴びたいと思ったが、情報がなかったので、舞台峠あたりのドライブウェイで聞いてみる。売店のお姉さん(ちょっとサービス)が親切に教えてくれた。「大江戸温泉物語楽湯下呂」というところが新しくてよさそうだったが、残念ながら日帰り入浴は15時から。まだ一時間くらいあったので、近くの神明山荘へ。トロン温泉というなかなか効きそうな温泉だった。いやいいお湯でした。ちなみに500円。

急遽選んだ、よく知らない山だったが、本当にいい山だった。さすが裏木曽の秀峰だ。沢や滝、展望、岩場と変化があり、比較的人も少なく静かに歩け、かつ道標などしっかり整備されている。もう少し花のある季節もまたいいのかもしれない。なかなか充実した山歩きだった。特に快晴の雪の中を歩いたせいか、かなり日焼けした。唇がひりひりするが、それも心地いい。

おしまい

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