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2009年5月11日 (月)

レッドクリフ Part II

実は公開2日目に見ていたのですが、何となく書きずらくて、ずるずる日が経ってしまった。前作Part I に続いてヒットしているようだが、はっきり言って期待が大き過ぎただけに???が付く点が多かった。もちろん娯楽映画として十分楽しめたし、映像はすばらしく、戦いのシーンなど本当に迫力があり、そこは見ごたえがあったのだが、、、

もしまだ「レッドクリフ Part II」を見ていなくて、見に行くつもりの方は、今ではなく見終わってから以下を読んでもらえるとありがたい。見る前に変な先入観を与えるのは本意ではないので。

ストーリをある程度明かさないと不満な点を説明できないのが難しい。多少あいまいな書き方、またはまだ見ていない方にはストーリーをばらすなとしかられるかも知れないが、少し正直な感想を書きたい。大半は知っている三国志(なかでも吉川三国志や横山光輝の三国志、NHK人形劇の影響は大きいだろう。)とのストーリー、イメージの違いから来るものなので、あくまできまま仙人には受け入れがたかったというだけだということである。

まず一点目はストーリー上、リアリティがないというか、ありえないだろうという点が多々あり、そこに非常に違和感を感じた。各豪傑の戦いぶりなどをオーバーに描くのであれば、多少現実離れしていてもきまま仙人は不自然には思わないが、史実、実際にあった戦いなのでそりゃないだろう???は興ざめだった。たとえば周瑜の妻・小喬が単身曹操に会いに行くくだり、そして、曹操とのやりとり、、、、ありえない。また孫権の妹、孫尚香がやはり単身敵陣に潜入するくだり、またラストの曹操との、、、、まったくありえない。それまでのの経緯や乱世ということを考えれば不自然でたまらなかった。仙人は三国志マニアではないが、三国志好きではある。もう少し三国志好きでも納得するストーリーであって欲しかった。

二点目は、赤壁の戦いの勝敗を分けたポイントは、ひとつは風向きが変わること。もうひとつは連環の計、そして蔡瑁、張允を殺害させる諜略(黄蓋の苦肉の策なども)とかだろう。諜略の部分はそれほど違和感はなかったのでまぁいいとして、仙人は吉川三国志のイメージが強すぎるのかもしれないが、風向きにしても神がかり的な要素は排除されているし、連環の計は扱いが低い。(映像的にはなかなか面白かった。) 軍師鳳趨(庖統)も出てこなかった。このあたり期待を裏切られてがっかりした三国志ファンは仙人だけだろうか?

上記2点は仙人からするとNGなポイント。ここからは、気にはなったがまぁ有りかな、っていう点。今回の作品では、孫権軍と劉備軍の協力、信頼関係、もっというと周瑜と孔明の友情のような関係が描かれていた。三国志ファンとしては、当時の孫権軍と劉備軍の微妙な関係をどう描くかは興味がある点だ。多くの三国志のように孫権・周瑜は孔明の命を狙っていたとする方が自然だとは思う。ただこの点はPart I からわかっていたことでもあるし、赤壁だけを切り出した映画としては、こういう設定にしたのもよくわかる。

あと、、、他にも些細なことできになったことはあるが、書くのはやめておきたい。ここまで書いておいてと言われるかもしれないが、やはり公開のページにストーリーなどがわかるような記述はできるだけ控えたいので。

最後に良かった点をひとつ。トニーレオン、金城武の周瑜、孔明は良かった。あと小喬役のリン・チーリンはめちゃくちゃきれい!また関羽、張飛以上に趙雲がホントいい味だしていた。いろいろ書いたが、お金を払って見て損のない映画であるとは思う。

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コメント

こんにちは。
僕も観に行きました。面白かったですよね。
小喬すごい美人でした。
戦争の悲惨さを平和への願いをちゃんと描いた作品でしたね。
最後のモンモンのシーンは平和で穏やかでほのぼのしてました

投稿: ふるちょ | 2009年5月12日 (火) 21時02分

コメントありがとうございます。
レッドクリフPartⅡやっぱり面白かったですね。ちょっと人によって賛否両論の個所はありますが。。。

ブログ少し覗かしてもらいました。
なかなか面白い感性をされてますね。
時々拝見させてもらいます。

投稿: きまま仙人 | 2009年5月13日 (水) 00時52分

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