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2009年3月26日 (木)

陽だまりの武甲山(3月21日山行記録)

昨年は引越しで3月4月は山には行けなかったが、今年初めての山歩き、この3連休の中日だけは天気も快晴!

今回は来月の「外秩父七峰ハイキング大会」で使おうと思って購入したトレイルラン用のシューズ「モントレイル コンチネンタル ディバイド」とデジカメCANON G10を山で初めて使ってみるという目的がある。そのため雪のなさそうなエリアでよさそうな山として200名山でもある武甲山を選んだ。

コース・記録は以下である。
東京=花園IC=一の鳥居(駐車場)6:25-生川-階段道分岐7:43-御嶽神社8:00-8:02武甲山山頂8:36-ジラジクボ8:56-9:26小持山9:37-大持山10:04-妻坂峠分岐10:17-妻坂峠10:48-11:16一の鳥居

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 横瀬からの武甲山

 

 

Bukou_map  

 

 

 

 

 

武甲山は歴史ある山のようで、Wikipediaよると以下のような説明がある。(要約) 埼玉県の西部、秩父盆地の南にある山で、奥武蔵の最高峰である。「武甲山」の名称は、日本武尊が東征の際、自らの甲(かぶと)をこの山の岩室に奉納したという伝説に由来すると一般にいわれている。石灰岩の採石場であり、北側斜面は大きく削られている。元は標高1,336メートルとされていたが、山頂付近も採掘されたため三角点も移転され1,295メートルとなった。その後2002年に改めて三角点周辺を調査したところ、西へ約25m離れた地点で標高1,304mが得られ、国土地理院はこれを武甲山の最高地点と改めた。そして、地図上では1,295mの三角点と最高地点1,304mの両方を表示することとしたらしい。

金曜夜の出発が少し遅れたが、横瀬から生川沿いに入り、午前3時頃一の鳥居の駐車スペースに到着。既に2台停まっていたが、スペースは余裕。おそらく20台くらいは大丈夫ではないだろうか? 空は満点の星。明日は期待できそう。早々に眠りにつく。。。

Bukou02 朝、思ったより早めに目が覚めた。まだ薄暗い。もう少し休んでいようとうとうとしていると、停まっていた1台の車の人が、はやくもテーブルを出して朝食の準備を始めた。かわいいミニチュアダックスフンドも連れている。どうも登山者ではなさそう。昨夜は見えなかったが、もう一台の車にも寝袋に包まった人が一人、こちらは登山者だろう。予定より早かったが、おにぎりを食べ、準備を始めた。6時をまわると数台車が到着。結構人気の山だ。

6時25分、予定より約1時間早く出発。きまま仙人は表参道から武甲山に先に登り、小持山、大持山、妻坂峠と周回する予定だった。ちょうど同じ時間に出発する同年代の男性登山者と挨拶。どうやら逆周りとのこと。じゃぁどこかですれ違いますねと挨拶して別々の方向に歩き始める。

表参道は道も整備されており、一の鳥居のところに壱丁目の町石(丁石)があBukou15り、山頂直下の御嶽神社の鳥居が五十二丁目である。知っていればペースがわかりいいのだが、仙人は上が何丁目まであるのかを知らず、結局は標高を頼りに登った。道は高くまっすぐ伸びた杉の林の道を、木漏れ日を受けながら登る。展望がなく、単調な登りだけに町石は気分的にうれしい。途中不動滝という小さな滝があったり、祠や石仏が参道らしさを出している。標高が上がると霜がおりていたり、地面が少し凍って硬くなっている。少しぬかるんだ所をのぞけば、歩きにくくは無い。むしろ霜を踏みしめる感触は快感だ。雪はまったく無かった。快調に8時には山頂直下の御嶽神社に着いた。小じんまりとしたものを想像していたので、結構ちゃんとした神社で驚く。そこから山頂はすぐだ。

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 左から、不動滝、御嶽神社、頂上標石、展望表示盤

 
山頂は2つの展望台に分かれていて、標識も何もない最高地点と展望表示盤のある少しは山頂らしい方とである。展望表示盤の隣に小さく三角点のような標石(写真参照)があり、「1336-41+9」と書かれている。これは初めに書いたようにもとの標高が1,336m、その後41m低くなり(1,295m)、また9m高くなって今の標高1,304mとなったということだろう。山頂から北側の展望(西から南東)はさえぎるものが無くすばらしい。西から南側は木々でほとんど見えない。主な山としては、西にギザギザの稜線が特徴的な両神山、稜線の奥に白い浅間山(噴煙は確認できず)、北側に見える遠く白い稜線は谷川岳~日光あたりの山々だろう。北東から東にかけては、来月歩く外秩父七峰方面だろう。残念ながらひとつひとつは確認できなかったので、そのうち写真と見比べてみたい。眼下を見下ろすと、石灰岩の採掘場が上から望める。これだけ山肌を削られていると、やはり痛々しい。山頂には仙人のあとからも数人登山者が到着。ほとんどの人は橋立の方から登ってきたようだ。

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左:白い浅間山  中:ギザギザ頭の両神山  右:眼下は石灰岩の採掘場

ここから南側にまずジラジクボ(コル)まで下る。思ったよりも急だ。かといって危険というわけで Bukou11もない。ジラジクボは松平長七郎縁の寺「持山寺跡」への分岐がある。くだって25分のようだったので、今回はパス。ここから急登をひと汗かくと小持山だ。登り返しもそこそこある。ルートをしっかり見極めないと少し危険なところを通ってしまう。(通れるのでそちらに行ってしまいがちだが、ほとんど別に安全なルートが付いている。)初心者や家族連れにはお勧めしにくい。ただ、ある程度経験があれば、表参道の単調な登りよりも面白い。途中一の鳥居で逆に向かった方とすれ違い、ひと声掛け合う。小持山からは武甲山が木々に邪魔されること無く望める。が、相変わらず西から南側には木々がある。さらに一旦下って登り返すと大持山。時折西から南の峰々も望めるが、めぼしい山は確認できない。小持山の登りよりは楽だった。山頂には小さなベンチのようになったものがあり、小休止。木々もあり、展望はそれほどは良くない。ここまで来るとあとはほとんど下るだけだ。楽勝!

Bukou12 大持山を少し下った分岐からは、妻坂峠、さらには武川岳へと続く比較的なだらかな尾根道を下る。枯葉が積もっていて歩きづらいところや少し急なところも無くはないが、くだりなので大半は快適なハイキングコース。足場の悪くないところは少し走ってみた。トレイルラン用のシューズの感じを確認するためだ。背中で水などが少し跳ねるが、十分走れる。しかし足首に捻挫癖のある仙人には、山道を走るのはやはり怖い。林道くらいにしたいとは思う。ここはコースは快適なのだが、両側の木々の背が高く、展望は今いちだった。

妻坂峠から武川岳までは急登を1時間弱。それほど展望を期待できそうでもなかったのBukou14 で、パスして下山することにした。30分ほどジグザグに下ると11時過ぎには一の鳥居に戻った。少ししして朝ほぼ同時刻に逆方向に出発した方も戻られた。どちらからまわっても同じくらいということか? 5時間弱、今年初めての山歩き(足慣らし?)としては、なかなかいいコースだった。

帰りに武甲温泉(3時間800円)で汗を流して帰った。露天、サウナとなかなかいいお湯だった。 ちなみに花園ICから生川の一の鳥居に行く途中、皆野寄居道路というのを通ったが、410円は高い!深夜だったので140号線をそのまま行けばよかった。

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