隅田川の橋、あれこれ
中経出版の「彩色絵はがき・古地図から眺める 東京今昔散歩」という文庫本を買った。著者は原島広至という人。昨日から、通勤の(往きはいつものように新聞だが、)帰りに車内で読んでいる。文庫本でなければ買わなかったかもしれないが、、、東京の身近なものの歴史やいわれなどがわかったり、昔の風景がわかったりとなかなか面白い。
その中の5章に「橋の展覧会 隅田川」という章があり、普段隅田川テラスをジョグしている仙人には非常に興味深かった。たしかに走りながらも、それぞれの橋の色も形も違うので気にはなっていた。またいろんなモニュメント?があるのも。すべてではないが、いくつかの疑問が解決したとともに、ますますこのコースが好きになった。
詳しくは本を手にしてもらいたいが、たとえば「両国橋」 仙人のスタンダードコースの折り返しの橋だ。まず、両国とは考えもしなかったが、武蔵の国と下総の国のこと。両国をむすぶ橋なのだ。この橋は千住大橋の次にかけられた、隅田川に2番目にかけられた橋で、歴史も古い。現在は鋼ゲルバー鈑桁橋?という橋で赤い色が目立つ。途中歩道にテラスというか、ちょっとしたバルコニーのような突き出た部分が設けられていて、そこには丸い円に2本線というデザインが。本を読んで納得した。このデザインは国技館が近いので、土俵をイメージしたものだったのだ。走っているときは見てはいたが、土俵とは思わなかった。(みなさんすぐにわかるのかなぁ。。。) また明治時代に3連のトラス鉄橋(解説省略)が架かっていたことがあるが、大震災で損壊。3連のうち被害の少なかった中央部を亀島川の南高橋として再利用したらしい。この橋は都内で実際に使われている鉄橋では自動車橋としては最も古いらしい。週末にでも、南高橋を見に行こうと思う。(亀島川は中央大橋と佃大橋の間の西岸に繋がっている。)
どう?両国橋だけでも結構深いでしょう?あんまり書くと出版社や著者にお叱りをうけそうなので、あとはぜひ買って読んであげてください。
気が向いたらジョグの途中にでも、他にもモニュメントなどの写真を撮ってきて紹介してみたい。
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