久々の吉川三国志
映画レッドクリフを見てから、本当に久しぶりに吉川英治の三国志の赤壁の戦いのところを読み直した。さすがに長いので、赤壁の周辺だけ。本が93年刷だったので、おそらく読んだのは10年以上前だろう。
今回読み直してもやっぱり面白い。引越しのときに、かなりの本は処分した。Book Offで何万円かになったと思うので、200冊はゆうに越えていたと思う。それでもこの吉川三国志は手元に残しておいた。残しておいてよかった~、改めて正解だったと思う。
細かなストーリーや、メジャーな登場人物以外は覚えていないところも多く、初めて読むのと代わらないくらいの感じで読めた。映画と本との違いも確認しながら。やはり吉川三国志では、赤壁の前哨戦で関羽や張飛らが戦う陸戦、九官八卦の陣なんていうのはでてきていない。ここは確認したかったところのひとつ。映画を2部構成にし、1部の盛り上がりの戦いの場面として必要だったのかな?って思った。 孔明が周瑜を説得する部分も、映画はかなり脚色されていたのでそこも確認したかった。などなどレッドクリフを見て、本はどうだったか読み比べるのは楽しかった。また、映画はほぼ歴史に忠実な年齢の俳優をキャストしているとのこと。読みながら映像をダブらせると、よりリアルに感じられた。
もう一度全巻通して読み直すのもいいかもしれない。それにしても2部が来年の春とは先だなぁ。
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