« CANON G10にG5のテレコンバータつけてみました。 | トップページ | TV出演 »

2008年12月 9日 (火)

いけちゃんとぼく

「いけちゃんとぼく」を読んだ。

ん~泣きはしなかったが、最後の仕掛けにはホロっとさせられた。途中意味不明?とまでいかなくても難解なページもあったが。

Ikeboku_2  

 

 

 

「いけちゃんとぼく」は西原理恵子さんの絵本だ。NHKの番組トップランナーでの西原理恵子さんのトークが面白く、その中で紹介されていたこの本をネットで調べるとどうしても読みたくなった。絶対泣ける本第1位の作品らしい。はじめAmazonとかで探すが在庫切れ。ヤフオクでたくさん出ているが、定価1155円(税込)に対して1500円から1800円の高値で取引されている。程度はいいが古本なのに。。。

そんな中、入荷されたら連絡を頼んでいたネットショップから連絡メールが!即発注、送料無料なので、新品を定価で買えたのはラッキーか。

絵は西原さん独特のへんてこな感じ。ほとんどの顔の目は黒で塗りつぶされて白眼がない。きれいなわけでも決してうまいわけでもない。でもなぜか味がある。そしてかわいい。この手の本はストーリーは書けないので、どう伝えていいか分からないが、最後の仕掛けは予想外でじ~んとした。やられた!っていう感じかな。この主人公の「ぼく」と自分は性格も環境も違うが、男の子が大きくなっていくのはこういうものの積み重ねなんだな、という共感がもてる。またナメクジかお化けかのような不思議な容姿の「いけちゃん」との奇妙な関係が面白い。ただ今ひとつ意味のわからない?わかりにくいページもあるにはあるが、、、

そして各章の積み重ねがすべてエンディングの「あっ、そうだったんだ!」につながっている。だから読み終わったときにすぐいくつかの場面を読み返してしまった。ただ、結構エンディングの意外性に期待していたところもあるので、さすがに涙はなかったなぁ。泣けなかったのはちょっと残念かも。

でもお勧めできる、よくできた絵本だと思う。

|

« CANON G10にG5のテレコンバータつけてみました。 | トップページ | TV出演 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: いけちゃんとぼく:

« CANON G10にG5のテレコンバータつけてみました。 | トップページ | TV出演 »