「容疑者Xの献身」見てきました。
久々に映画見てきました。福山雅治、柴咲コウの「容疑者Xの献身」。友人の評判がよかったことと。TV版のガリレオの放送時期に、ちょっとした理由から、ガリレオの名前を借りたことがあり、少し思い入れがあったこと。普段ジョギングコースにしている(今日も走ってきた)隅田川テラスが写っているらしいことなどで、足を運ぶ気になった。
まずストーリーはなかなか面白い。最後まで一気に見れた。多少理解しがたい心理・行動はあったが、犯罪者あるいは犯罪に巻き込まれやすい人の心理というのは多かれ少なかれそういうものはあるので、不自然さはない。いつものガリレオのような科学的説明の出てくるところはほとんどなく、その点ではこのシリーズのキメがなかったのはしまりに欠ける。湯川が数式を書きなぐって解決にたどり着くシーンがないのだ。やはり水戸黄門の印籠は必要かなぁ。相手(堤真一)が数学者だけあって論理的な展開ややりとりが見所となっている。そこはそこで見ごたえはあったのだが。個人的には、もう少し柴咲コウが重要な役割を果たしてもいいと思う。正直せっかくの柴咲コウが目だっていないのと、この手の映画にはやはり花がほしい。あと、ダンカンはあきらかにミスキャストでしょう。
もうひとつ興味を持ってみたのはロケ地だ。舞台が清洲橋周辺であることはすぐわかるし、隅田川の新大橋から浜町付近高速ジャンクションの下のホームレスのいるあたりは、週末ジョギングで走っているコースの一部だ。公園を抜けると浜町の駅というのもよく知っている。相変わらずキャンパスは京都大学だった。
ちょっとわかりずらかったのは雪山のシーンだ。山屋としては単に1シーンという以上に興味がある。まず映画の展開の中でも必要だったの?という感じだし。映像的にももっと撮り方があっただろう、と思う。場所は北アルプスと思われるが、頂上のケルンのシーンは八方尾根の第一ケルンあたりか?(ひょっとすると白馬乗鞍岳か?)ロケの場所としての便利さからすると八方尾根かな。
いずれにせよ、この手の映画は感動や何かのメッセージを伝えたりはなくとも、とにかく楽しめることが一番。そういう意味では十分楽しめた一本だった。
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