液晶絵画展
最近運動の秋、食欲の秋は、まぁやってるかなぁと思うんだが、今日は芸術の秋!東京都写真美術館に液晶絵画展を見に行ってきました。通常の絵画展に比べて、若い人が多かったなぁ。
正直言って面白かった半分、微妙半分だったなぁ。たしかに動きの無い絵画に動きが入ることで水面の漣など新しい空間を作るという側面はでる。作品の映像の中に我々鑑賞者が入ってくるものなども面白いし新しい。またジュリアン・オピーのポップアートの女の子の表情が変わるのはいい。シャープのCMにも出てくるフェルメールの振り向く絵画などは、リアルに再現することにより画家(あるいはモデルも)の心理を(作家森村さんの視点を通して)我々に問うているかのようで、新しいアートとして成立しているように思う。
しかし一方でムービーあるいはアニメーションとの違いは何なのか?アニメーションとして見れば技術的にちゃちいなぁという作品もあった。正直私には何を意味しているのかわからない作品もあった。あと展覧会としては、作品数がやや少なく見ごたえというか満腹感に欠ける。あと30分近い映像作品は途中から見ても、全体のどの辺りなのかもわからないので、開始時間を明記してほしい気がした。できることなら初めから見はじめたい。
いずれにしてもちょっと珍しい展覧会で、少し新しい芸術に触れた気がした。でも次回はピカソ展とか馴れ親しんだやつの方がいいなぁ。
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