自転車で東京湾一周－記録（３）
フェリーは自転車込みで1,020円。切符はすぐに買えた。せかされて乗り込むと、自転車は車の駐車スペースの壁のバーに、ロープと車止めで固定する。全部係りの人がやってくれ るので楽チンだ。慌しく乗船し、何も買う時間がなかったのでまずは売店へ。が、大したものは置いていない。みやげ物におにぎりやフライドチキンのようなもの。せめてコンビニの弁当くらいはないのかと思ったが。。。結局250円のおにぎりセットのようなものを購入。デッキのテーブルで腹ごしらえ。３連休のせいか家族連れが多い。やや靄がかかり、出発時には千葉は見えなかった。出発まで景色を見ながらデッキで風に吹かれていたが、少しでも体力回復と思い、冷房の効いた客室に入り、目を閉じて休憩。不思議と睡眠時間が少ない割には眠くはならなかった。船はあっという間に金谷に到着。
千葉に入り、これからが勝負という感じで気合をいれ、フェリーに同乗していた車をやりすごしてから１０時１５分出発。この頃になると、ただ立っていると暑い。まずは海岸線のR127を北上。多少起伏はあるものの、海が見えて景色もまずまず。車もそう多くはなく、ときおり後からの車にどきっとするも車道を進む。ペースは２０キロ前後。竹岡のヒカリモ（たしか１０年以上前に見た記憶が、、、）は横目に見ただけでパス。上総湊を少し越えたあたりから新舞子方面の256に入る。が、この256がなかなかハードだ。アップダウンがきつい。登りが堪える。足がつりそうに、、、まぁ長閑な田舎という感じは神奈川エリアになかった良さではあるのだが。時折東京湾観音が見える。佐貫町駅を越え、R465へ。大貫駅付近で少し遠回りをしてしまう。ここから富津公園までは遠かった。少々距離を読み違えていたからだ。１１時４３分富津公園に着く頃には、もうバテバテだった。富津公園に立ち寄ると、距離的にはかなり遠回りだ。だが、この公園はいい。新入社員の頃（いつの話 や！）は何度か車で訪れたことがある。もちろんデートでも。本当に懐かしかった。岬の先端にはユニークな形の展望塔（写真）があり、３６０度見渡せる。地球が丸いの
が感じられるスポットだ。水着で海で戯れている人たちも大勢いた。とりあえず一番上まで登るが階段がつらい。特に下りはふらふらだった。かなりバテていたのと、筋肉に不安が出てきたので、塔の下の木陰でひっくり返って休憩。貯金は３時間近くになっていたので、余裕をかまして４０分も寝ていた。正直リタイアして、どこかから電車で帰ろうかと頭をよぎった。まぁそれでも千葉くらいまでは、、、と再び愛車にまたがる。顔は日焼けでヒリヒリしはじめたし、目がやられてきたので、ここからはサングラスをかけた。予定では海側のルート（90）を走るつもりだったが、距離が短いと思われるR16を行く。不思議なのはR16には時折横浜ｘｘキロという杭のようなものがある。誰が見るんだ？富津市から君津市とR16を行くが、このころは周囲を見る余裕もなく、ただひたすらペダルを漕いでいた。歩道ががたがたで段差などもあるので、やや危ないものの気をつけながら車道を走る。時々すれ違う自転車の方が挨拶してくれるのがうれしい。でもほとんどの人がロードでヘルメット、サイクルパンツ着用の本格派。私といえばオフロード系のクロスバイクで野球帽、パールイズミのパットつき下着ははいているもののただの短パン。少々かっこ悪かったかな？ 
遠く千葉市街が見える
東京湾をあそこまで、、、
大和田からはR16が海側に移るが、走りやすそうだったので、直進して一本山側の90を進む。このあたりから交通量もかなりあり、時折大きなトラックに追い越されるときには怖い思いをする。危険というよりすぐ隣に大きなタイヤが通過していくのが怖いのだ。90は木更津港（１３時２２分）で東に進路を変え、今度は270を北上する。飲み物が少なくなったのと、甘い飲み物で口の中がべとべとになってきた感じがしたので、途中のコンビニでお茶を購入。冷たくてさっぱりして生き返った。このころから長い距離を一気に走るだけの元気がなくなってくる。毎回最低１０キロは休憩しないようにがんばった。１３時５２分アクアラインの高架をくぐり、１４時３１分姉ヶ崎駅付近で休憩。就職して２年目だったか、姉ヶ崎の客先の工場に現場実習に来ていた頃を思い出す。懐かしい。寄ってみたいところもなくはなかったが、そんな余裕は全くない！かなり知ったところに来たこともあり、なんかゴールまでがんばれそうな気にはなってきた。このあたりから道はけっこう曲がったりするので、時折地図を確認しながらも快調に進む。１５時４分養老橋、気のせいかだんだん日差しも柔らかくなってきた。しばらく行くと芝生の気持ちよさそうな公園が。。。少し休んでいこう。しばし横になって休む（あとで確認すると立ち寄りポイントだった市川緑地運動公園の一部）。元気をもらって進むと、、、工業地帯に？？？そのまま進むと海で行き止まりだ！しかも公園。大勢の人が釣りをしている。近くにいたおじさんに聞くと、養老川臨海公園。引き返すことになってしまったが、完全なロスが往復４キロ弱、その前の遠回りが２キロくらい。これは痛い！前半の追浜付近もそうだったが、道を間違えるのは本当に堪える。。。。精神的に弱いなぁ。。
続く。。。
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