WORLD WATCH FAIR/ワールドウォッチフェアー
今日日本橋三越と池袋東武のWORLD WATCH FAIRに行ってきた。毎年の恒例行事的なイベントだ。時計ジャーナリストのH氏や時計イベントで顔見知りになったメンバーもちらほら。やっぱり来てるんですねって感じで挨拶。
まず時計そのものよりもイベントが興味深かった。
・三越ではランゲの職人が来日していて、100年前のランゲのミニッツリピーターの金時計(懐中)を修復(実際は解説しながらムーブをケースからはずす+αのみ)するところを目の前で見せてくれた。時計もニューオールドストックかと思うほどきれいですばらしかったが、説明用のちゃちい機械ではない実際のアンティーク時計、それもミニッツリピーターのムーブをはずしながら説明してくれたのは面白かった。
・東武ではエングレイビングマイスターの金川恵治氏の実演。ケースのペルラージュや自動巻きのローターのエングレイビングは見たことがあるが、今回はフランクミューラー用の文字盤、フランクらしい特徴的なアラビア数字の周囲を彫っていた。材質は真鍮の板だったが、あとでロジウム?メッキするようだ。
・あと、ブランパンブースでヴィンセント・カラブレーゼ氏(独立時計師の重鎮)のトークショー。これは本当にわざわざ池袋まで行った甲斐があった。話の中心はブランパンの新作のワンミニッツ・フライング・カルーセルの説明である。カルーセル?見た目はトゥールビヨンと区別がつかない。。氏の説明によると、私の認識の間違いが明らかになった。キャリッジの回転軸とテンプの軸が同軸なものがトゥールビヨンでずれているものがカルーセルかと思っていたが、実は違ったのだ。トゥールビヨンは4番車が固定されていて、その上のキャリッジが4番車の代わりに回転する。つまり通常は1分に1回回転する。(これは機構として知っている。) 一方カルーセルは通常2番車と連動していて、4番車は固定されていない。テンプと同軸かどうかは関係ないというのだ。2番車と連動されているので、通常は1時間に1回転する。今回のワンミニッツ・フライング・カルーセルは3番車から輪列外の伝達歯車を使って別途回転させている。だから1分に1回転するのだ。図がないとわかりにくいか、、、トークショーではCGの動画で説明してくれた。
さて肝心の時計の方は、残念ながら今年は特に驚くようなものはなかった。たしかにブレゲのクラシカルなポーセリン文字盤のクロノグラフもよかったし、クレドールのノード叡智のノリタケの文字盤もムーメントもすばらしかった。ただデザインや工芸性より機械・ムーブに興味がある私には、昨年のデュオメトル・クロノのような特筆すべきものはなかったかなぁ。
ひとつ実物はまだ日本に入ってきていないということだったが、ZENITHのTOURBILLON ZERO-Gというのは、早く見てみたい。カタログにはGRAVITY RESISTANT ESCAPEMENTとあり、マリンクロノメータのように?トゥールビオンのキャリッジが常に水平になるように動くという機構だ。ただ価格は5000万円レベルになるという。あっはっは、、家が買える。
ともあれ久々に時計にどっぷり触れた1日だった。しばらくはもらってきたカタログをチェックしたい。
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コメント
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投稿: ヌンチャク | 2009年11月 1日 (日) 17時04分
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投稿: UGG ムートンブーツ | 2009年11月24日 (火) 13時57分