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2008年8月27日 (水)

白馬岳土砂崩れ事故に思う

最近ゲリラ豪雨と呼ばれるような激しい雨が多い。家屋浸水やダイヤもよく乱れる。栃木では水没した軽自動車内で女性が死亡するという事故が起こった。ゲリラ豪雨が増えているのは、地球温暖化の影響ではないかともいわれ、ますます環境問題が深刻化していっているように思う。公私ともゲリラ豪雨に対応するさまざまなことを考えていく必要があるだろう。

ゲリラ豪雨と直接関係があるかどうかは別として、今月19日には白馬岳の大雪渓で大きな土砂崩れがあり、山岳ガイドら2名が死亡、1名が連絡が取れなくなっている。今月3-5日は私も白馬岳に行っていた。今回はたまたま大雪渓は通らないコースだったが、2日目には短時間とはいえ、激しい雨の中を白馬山荘から天狗山荘まで稜線を歩いた。近くではなかったものの雷も鳴っていた。ひとつ間違えると私も事故に巻き込まれていた可能性がある。ゲリラ豪雨など最近のニュースを聞いていて、山での荒天時の対応についても、改めて考えなおしてみるべきだと思った。

まず今回詳細な事故分析がまだ発表されていないようなので何ともいえないが、山岳ガイドの方が事故に巻き込まれたということで、なぜ?という疑問が残る。ガイドはルート・地形をわかっていたはずなので、ルートに問題があったとは思いにくい。下山した登山者のコメントを見ると、「川のように水が流れていた。」とか、「あの雨の中で進もうとは思わなかった。」と述べている。もともと大雪渓は落石などの事故の考えられる場所だ。なぜガイドがあの天気の中、65歳の登山客が通行可能だと判断したのか?予想を越えた急な雨量の変化だったのだろうか?標高約2200mということで、かなり上部、雪渓を越えたあたりか?ああいうところでは上りより下るの方がある意味危険だ。小屋まで登りきった方が安全だという判断だったのだろうか?詳しい分析が待たれる。

一方で私の山行時の判断はどうだっただろうか?前日の天気予報により、元々唐松山荘まで行く予定を天狗山荘までという変更の心づもりはしていた。最悪小屋での停滞という覚悟もしていた。一方で停滞した場合、翌日の行程を考えると、天狗山荘までのコースタイム約2時間半の距離は進んでおきたかった。出発時雨の状態を見ながら待ち、小雨になったので出発を決めた。途中激しくなった時間帯があったものの、コース・雨量を考えると危険を感じることはなかった。早く着けるよう杓子岳のピークはまいた。ツェルトやエマージェンシーバッグも持っていた。そういう意味では慎重な判断・行動だった。が、ひとつ反省すべきなのは雷だ。稜線での雷は非常に怖い。これは出発時に予想していなかった。隠れるようなところもなかった。幸い雷は近くはなさそうだったので、ペースを上げて天狗山荘まで走りこんだ。結果論でいうと無事着いたのでOK、昼頃まで待ってから出発すればもっと小降りだったろう。でもコースを考えると白馬小屋でもう少し慎重に様子を見るべきだったかもしれない。山でこの判断をするのは非常に難しい。ちなみにこの日、鑓温泉のルートも温泉小屋の下で崩落があり、通行止めになっている。

ともかく、雨の強い日の山行は、カッパがあるからといって舐めない方がいい。

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