白馬岳~唐松岳縦走記録(2)
8月3日(日)~5日(火)に行ってきた白馬岳~唐松岳縦走の記録パート2です。
栂池高原~天狗原~乗鞍岳~白馬大池~小蓮華山まで、
初日は栂池パノラマウェイで1800m強まであがり、白馬大池を経由して白馬岳まで一気に登る予定。宿泊は白馬山荘。コースタイムに休憩を入れると夕方着になってしまうので、3時間は短縮しなければならない。無謀のように思えるかもしれないが、ネットなどの記録を山行にすると、天候さえ普通なら、まったく問題なさそうだ。期待を胸に、いざ出発!
ホームページに詳細参考記録アップしました。
前日仮眠前に確認しておいた6:30始発のゴンドラに乗る。ロープウェイを乗り継いで、栂池自然園へ。この日(3日)はほぼ快晴。ゴンドラから後立山連峰の主峰が確認できる。鹿島槍、五竜、唐松、天狗、白馬鑓、杓子、白馬、、、期待でワクワクという感じだ。振り返ると八ヶ岳のあたまと南アルプス(北部あたり)は確認できた。が、浅間などや頚城の山々は雲でよくわからなかった。あと、思っていたよりは始発の人は少なかった。
ちょうど1時間ほど汗をかいたところで、天狗原に出る。ベンチもあり休憩。風が気持ちいい。ワタスゲなどが咲いて?いる。さすがに北アルプス、先週の七面山と比較にならない爽やかさだ。そういう意味では、先週はいいトレーニングになっている。荷物が多少重いとはいえ快調。ここから乗鞍までがちょいとキツイが歩いていれば着くもんだ。乗鞍を越える と白馬大池が見下ろせる。美しい!大池周辺は結構花もありきれいなところだ。ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンコザクラ、イワシャジン?などなど。時間的に中途半端は場所ではあるが、一泊してゆっくりするのも悪くないかも知れない。小屋前では休憩の人が多かったので、止まらずに先に進む。このコースで目に付くのが家族連れだ。子供が多い。いいことだと思う。ロープウェイなどで標高も稼げるし、危険な箇所などもない。自然園と大池がメインなのかもしれない。
今日の予定は長いので、コースタイムを3時間短縮することが必要なのだが、早く歩き始められたこともあり、この時点で2時間短縮。少し気持ちにも余裕が出てきた。ここから小蓮華山までは、きつくはないが長~い登り。ところどころ高山植物が元気をくれる。イワギキョウ(色合いや花の垂れ方はチシマギキョウっぽいのだが繊毛がない?)、コマクサ、(シロウマ?)タンポポ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、ハクサンフウロ、イブキジャコウソウ、、、書きつくせない。今年は花が遅くまで残っているようだ。何でも冬の雪が多く、雪渓が遅くまでのこっていたからだそうだ。いずれにしても8月になってからもこんなに花が咲いていることに感激!さすがは白馬だ。もうひとつ雪倉岳から朝日岳に続く稜線がいい。振り返ると雲も晴れ、頚城の山々もはっきり確認できるようになっていた。妙高、火打、焼山はもちろん雨飾山も確認できる。ただ、東から南はやはり雲が多い。後立山の鹿島槍から杓子も角度的だけでなくガスでも見えたり、隠れたり。時折剣岳も穂先だけが見えたりする。ペースも速く、暑さもあり、楽だったとはいえないが、最高の稜線歩きだ。小蓮華山にあと少しというところで、ハクサンイチゲとシナノキンバイのすばらしいお花畑 があった。白と黄が鮮やかだ。そのお花畑の後ろには白馬岳の信州側の急峻な壁が美しい。本当に来てよかったと思える光景だ。ローアングルでお花畑を入れて写真を狙うが、さすがに登りで筋力を使ってきたので、しゃがむのが辛い!!お花畑を越えると、ほどなく小蓮華山に到着。
記録(3)に続く。。。
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