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2007年11月27日 (火)

フィラデルフィア美術館展

 最近特に休日が忙しくて、全然ブログのアップができていない。先週末は所用で大阪・京都と回って、観光ではないが遊んできたようなものだ。ランニングについても、少ないながらも今月も何とか100キロはクリアした。落ち着かない部分や時間が取れない不満もあるが、休みの日に予定があって飛び回っているのは充実感はある。

 さて、先の勤労感謝の日、大阪に帰る前に東京都美術館のフィラデルフィア美術館展に行ってきたので、そのレポートをしておきます。

 内容は、ルノアールやマネ、モネ、マティス、セザンヌ、ピカソ、ルソー、モディリアーニ、デュシャン、、、などなど印象派を中心に有名な画家の、それも代表的な画風の作品が77点並ぶ。油彩が多く、質も高い、本当にいい絵が多く来ているといっていいだろう。しか~し、不満の多い鑑賞だった。
 ・まず日が悪かった。人が多すぎ!まるで芋を洗うようだった。しかも作品・作家が有名でポピュラーな分、マナー等の低い人が多かったように思える。大きな鞄を預けもせず持ち込んでいる人、失礼な割り込み方をしてくる人、、、、上からものを言うようではあるが、本当にこの人たち絵の良さわかるのって言いたくなるような。。。
 ・もう少し絵が上に設置してあった方がよかったかも知れない。すいているとちょうどいいのだろうが、混んでいると離れたところから見ようと思っても下半分以上は良く見えなかった。
 ・構成として美術の教科書的すぎて物足らない感じも受けた。人を呼べる絵がこれだけ来ているので、意図的にそうしたのかも知れないが、もう少し新しい発見や企画側の伝えたいものが感じられてもよかったかな。
 ・絵葉書が150円はちと高い!これはこの展覧会に限ったことではないが、図録にしても、もう少し薄くても安くできないものか?高いし、後々場所は取るし、最近はほとんど買わない。
 ・実は機会があって、もう10数年前にフィラデルフィアを訪れたことがある。そのときに見た記憶がある絵がいくつか来ていなかった。セザンヌの水浴などは有名なので間違いないが、ひょっとすると私の記憶違いでフィラデルフィアではなかったのかも、、、

まぁいろいろ書いたが、結論としては平日の空いている時間帯に行った方がいいですよ。ってことです。私が一番うれしかったのは、コンスタンティン・ブランクーシという作家の「接吻」というタイトルの石の彫刻に再開できたことです。フィラデルフィア美術館を訪れたときに、その作家の企画展のようなものをやっていて、印象に残った作品でした。さほど有名な作家でもなかったので、再会できるとは、、、

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2007年11月20日 (火)

バルジュー77

ここ2週間最近書き込みをぜんぜんしていなかった。休日も買い物やら雑用やらジョギングのトレーニングと忙しくはしているのだが、どうも最近は正直来春の引越しの方が気になっている。(もちろん仕事はちゃーんとやってます。)

Leonben_faceそんな中、久しぶりにヤフオクでちょっといい物を落札した。LEON BENという無名のメーカーながらひとつ欲しかったValjoux77を搭載したクロノグラフだ。
無名メーカー、バルジューの中では廉価版と言われるムーブだけあって、フェイスの焼け具合やムーブメントの程度がいい割りに安い!機械式時計マニアにとってはコストパフォーマンスのいい1本だ。ムーブもしっかり動いているので、ベルトを替えれば使える1本だ。ただ1940年代製なので、耐震機構はない。仙人が生まれるはるか前に作られた古いものというのは感慨がある。

Leonben_back

ここでバルジュー77について簡単に触れておきたい。比較的少ない縦2つ目で、5振動17石。ピラーホイールを使っているものの、キャリングアームではなくスイングピニオンでクロノグラフ針に動力を伝達している。スイングピニオンがわかりやすいので、構造の理解にも勉強になる。板バネを多用しているなどが廉価版たるところだろう。

届いたあと動作確認するとクロノグラフが0に帰針せず、6秒ほどズレてしまっていた。分積算計の送りも同じタイミングであることから、単純なズレと思われる。たまたまスリーピースで風防をはずしやすいケースだったので、自分で調整してみたが、今のところ帰針はぴたっと0に戻り、気持ちいい動きだ。廉価版といいながら、どうしてなかなかしっかりした機械だ。

しばらくはオールドクロノの面白いムーブメント、Venas140やLanderon 48なんか探してみようかな。。。

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2007年11月 5日 (月)

IWCダヴィンチの夕べ

 土曜日にISHIDA青山表参道店の主催の「ダヴィンチの夕べ」というイベントに行ってきました。このイベントはダビンチパーペチュアルカレンダなどの開発者で、IWCの技術を支えてこられたクルト・クラウス氏の講演とニューダヴィンチを含むIWC製品を手にとってみることができるというものだ。仙人は4年前のポルトギーゼパーペチュアルカレンダの時の類似のイベント(この時は新宿BEST)にも参加させてもらっており、クルト・クラウス氏とは2度目の対面となる。4年前のイベント時の写真を見せると、この女性のジャーナリスト(「世界の腕時計」編集長の香山さん)は誰だったか?と言って懐かしそうに見てくれた。本当に人のよさそうなおじいちゃんである。

 講演の中身は技術的な話は比較的知られた話が多く、ダヴィンチの歴史やデザイン的な話の方が主といった感じであった。「ニューダヴィンチのクルト・クラウスモデルの文字盤は、ダヴィンチのデッサンにある2本のスピンドルから考案された。」、何ていうのは興味深かった。またペラトンシステムにも改良がされており、従来の片側に2本爪が付いているタイプではなく、セイコーのマジックレバーのようにクワガタのツノのような形状になっていたのは知らなかった。(シースルーバックからはっきり確認できる。)とか小ネタは参考になったかなぁ。ただ、やっぱり話の内容うんぬんはどうでもよくて、クルト・クラウスさんと会えて、話ができることがやっぱりファンにはうれしいですね。

ISHIDA青山表参道店のみなさん、IWCのみなさん感謝感謝です。

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2007年11月 2日 (金)

最近。。。

 早くも11月に入ってしまった。今年もあと2ヶ月。東京マラソンの抽選に落ちてから、モティベーションが今ひとつ上がらず、10月走った距離は結局目標170キロにたいして117キロ。11月、12月も昨年を上回ることはなさそうな。。。山の季節も今シーズンは終わりに近づき、これからは芸術の秋かなぁ。そういえば、先日行った西洋美術館のムンク展は個人的にはよかったなぁ。ムンクというと「叫び」だけが有名な感じがあるが、どの絵もメッセージ性が強く、作家の想いが伝わってくる感じがいい。建物装飾として一連の作品を全体として見せるという「装飾画家」としての活動も面白かったです。(ちなみに「叫び」は来ていません。)近いうちにフィラデルフィア美術館展も行こうと思う。

 脱線したので話は戻って、最近「走る」はダメだが、「歩く」というモティベーションはらくらくホンの歩数計機能のおかげで少し高まってきた。このサービスは、自分の好きなコース(仙人は現在東海道五十三次、他に四国四十八ヶ所巡りや奥の細道などがある。)を選び、歩幅の情報とかを設定しておくと、1日に1回歩いた歩数が自動的にセンターに送信され、東海道五十三次コースの場合だと、各宿場を過ぎる毎に、メールでその宿場を通過した連絡がメールで送られてくる。メールには、ちょっとしたその地の解説があり、リンクから広重の画像や現在の写真も見ることができる。仙人は今、浜松を少しすぎたあたりだ。ちなみに利用料は無料。やり始めるとこれがなかなか気になる。自宅の部屋にいても携帯をポケットに入れているくらいだ。

 一方、来春の引越しの諸雑用が増えてきた。駐車場は場所はともかく希望の平置きが確保できてひと安心。照明やカーテンなどのオプションはこれから。正直雑用はもろもろ面倒くさいなぁ。10年前にマンションを購入したときはもっと楽しかったと思うのに。。。

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