富士山も見えました。快晴の谷川岳(6月17日山行記録)
梅雨入りしたにもかかわらず、土曜日あまりにも天気がよかったので、予定を変更して11年ぶりに谷川に行ってきました。前回は天神平からの往復だったので、今回は西黒尾根の標高差1200mをトライ!前半は樹林帯の急登で、登りごたえがありますが、らくだの背あたりからは視界も開け、谷川の東面の壁を眼前に見ながら登るのは、非常にいい。鎖場などスリリングなところも、高度感あるところもあり、コイワカガミなど花もちらほら。さすがに登山道にはもう雪もないです。(天神平コースは一ヶ所雪渓の登りがありました。)
山頂からは靄もなく、360度の大~展望!何と富士山まで見えました。後日、記録と一緒に確認してから報告しますが、おそらく?見えためぼしい山をあげると、仙ノ倉に続く稜線に先に苗場山、その左には白い北アルプス、噴煙を上げる浅間の奥には八ヶ岳と南アルプス?が、尾瀬方面は至仏の左奥に燧岳、さらに奥に会津駒、平ヶ岳、
北側は巻機や越後三山、南東間近の武尊の奥には奥白根や皇海、さらに右手は赤城、、、、もう大感激です。後日写真と記録アップします。
そういえば日本の名峰のNHKクルーが来てましたよ。彼らも天気をみて急遽戻ってきたらしい。ラッキーだと山頂での後姿くらい映るかも。。。。でも来年の夏放送のようです。先が長い。
難点をいえば、日焼けと虫の多さか???
<コースタイム>
駐車場4:54-鉄塔5:26-らくだの背6:54-トマノ耳7:55-8:13オキノ耳9:30-肩の小屋9:45-熊穴沢ノ頭(小屋)10:36-11:09天神平
ホームページに詳細記録アップしました。
深夜のうちにロープウェイ乗り場の駐車場に移動し、朝まで仮眠を取る。なんだか熟睡できず、早々に起きて準備をし、予定よりも早く5時前には出発。1200mの標高差ということでやや緊張? でもこれだけ早く出発できると時間的にはすごく余裕が持てる。登山者センターで登山届けを出し、西黒尾根の登山口へと向かう。が、ここで登山口がわからず少しロス、失敗!
樹林帯の中をいきなり急登!マイペースで進む。単調な登りだが、登りの方が得意な私きまま仙人、快調なペースで高度を上げる。時折天神平方面が開け、天神平のロープウェイ乗り場と高さが近くなっていくのがうれしい。花はぱらぱら。ちいさなスミレやユキザサ、わからない白い花など、あとギンリョウソウなどもあった。時折鎖場が出てくるが大したことはない。尾根歩きなので、前面に谷川が見えてはいるのだが、木々で遮られて よく見えない。汗びっしょりになり視界が一気に開けたと思ったら、らくだの背に到着。爽やかな風がホントに気持ちいい。前面には谷川の東壁が大迫力で迫り、東側には白毛門や武尊が近い。赤城もすぐに確認できる。おっ!富士山だ。遠く山並みから富士の白い姿が見えている。まさにこの時期とすればベストの条件!ここでしばし大休止。
ここからは鎖場も増え、かなり高度感のある登りとなる。日差しも強く、日焼けが心配だ。 花もコイワカガミやオオバキスミレ?、ミヤマキンポウゲ?、ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲ?、シラネアオイ、ショウジョウバカマなど目を楽しませてくれる。
さすがに登山道には雪は残っていない。かなりタフだったが、快適な尾根歩き、岩登りで8時前、登山口から約3時間でトマノ耳到着。8時13分最高点オキノ耳到着。
頂上からはまさに360度の大~展望、しかもこの時期にありがちな靄もなく、最高の天気といっていいのでは。腹ごしらえをし、写真を撮り、ずーっと眺めていた。ちゃんとした広域地図も持ってなく、よく山頂にある展望図盤もなく、苦労はしたが、まわりのおじ様方と話し ながら徐々に主要な山が同定できた。東から北にかけて間近に白毛門から笠ヶ岳、朝日岳、七ッ小屋山、茂倉、一ノ倉、そして谷川へと続く馬蹄形縦走コースがあり、朝日岳から続く稜線の先には巻機山がなだらかな頂上を見せている。その右手奥には越後三山の駒ヶ岳、中岳がコントラストよく立っている。さらに右手には平ヶ岳、会津駒、景鶴山、 燧岳、至仏山と尾瀬周辺の山々が見渡せる。東から南へは、間近に武尊山が鎮座し、その左に奥白根、右に皇海と日光の山々が、少し空いて赤城の山塊が。南から西にかけては奥秩父の山並みの奥に遠く富士山の白い頂上が見え、南西には噴煙をなびかせる浅間山が、その左奥は八ヶ岳、さらにその奥は南アルプスのまだ雪の山並みか。西には万太郎、仙ノ倉、平標と続く快適そうな縦走コース、その奥には特徴的な苗場の平らな山容。あれっ、苗場の左の白い山々は北アか? 双眼鏡で眺めると、、、後立山連峰に違いない!いや本当に大大・・・満足!!
頂上にはNHKのカメラクルーも来ていた。日本の名峰のスタッフらしい。彼らも天気予報をみて、急遽東京から戻ってきたらしい。放映は来年夏とのこと。まだまだ先だ。ラッキーだと山頂風景のところで後姿くらい映っているかもしれない。そういえば11年前に谷川に登った時はガスで展望ゼロだったが、某山岳CDの撮影カメラマンに出会い、ワンカットだけモデルを務めたことを思い出した。その写真が採用されたのかどうかも確認できないままだったが、、、、来年の夏は絶対チェックしないと。
たっぷり堪能した後、天神平に下った。途中トマノ耳直下に雪渓の下りがあり、ロープが張ってあるものの、滑りやすくてやや不安。でもまぁアイゼンを付けるほどでもないし、転倒するくらいで命に危険のあるようなところではない。その後熊穴沢の頭の小屋までノンストップ。ただハイキング気分(と思える装備)で来ている感じの人も多く、すれ違いがもう大変! 天神平には11時過ぎに到着、もうここは完全な観光地。下まで歩いて下山しようかとも思ったが、ロープウェイの下を長々と歩くのはかったるいので、軟弱にもロープウェイで下山した。汗臭かっただろうし、同乗下方々に申し訳なかったなぁ。最後にエピソード二つ。天神平で何と太陽に丸い虹のようなめずらしい輪が。もうひとつはロープウェイからカモシカ発見。子供のようでやや小さかった。
帰りは月夜野の三峰の湯で汗を流して帰った。まさに「充実の休日」でーした。
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