好天の男体山登拝（５月２６日山行記録）: きまま仙人の心のスパイス

2007年5月27日 (日)

好天の男体山登拝（５月２６日山行記録）

もともと雨だった天気予報が変わり、ん～これはどこかに行かねば！という感じで、悩んだ末に日光の名山、男体山に行ってきました。今年はじめての百名山です。男体山は、ちょうど８年前の同じ頃以来、久々です。この時期、中禅寺湖を見下ろす南のルートと、残雪の残り太郎山などを眺める志津からのルートでは表情が異なる。ピストンではつまらないので、林道歩きはかったるいが、中禅寺湖の二荒山神社中宮祠から登り、志津から三本松へ下るルートを選択。

コースタイムは以下です。うれしいことに林道を歩いて（ときどき走って）いたら、親切な女の子に車に乗せてもらいました。いや感謝、感謝です。

駐車場6:52－神社受付7:00－５合目7:50－８合目10:46－9:19男体山10:17－志津小屋11:49－太郎山分岐12:22－12:48（途中車にピックアップ）

　ホームページに詳細記録アップしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

朝４時過ぎに千葉を出発し、順調に６時半頃には二荒山神社宝物殿裏の駐車場に到着。７時前には社務所で入山料５００円を払って、いざ出発。首から掛けるのか、長い紐の付いたお守りをもらう。８年前と変わっていないようだ。
登拝門（登山ではなく、霊山ゆえ登拝という。）をくぐり、石段をあがり、樹林帯を進む。途中シラネアオイ（白根葵）がきれいに咲いている群落があったが、保護のネットで囲われていて、近くには入れなかった。そう急ではないものの、単調な登りは確実に高度を上げていき、振り返ると木々の間から見える中禅寺湖がだんだん低くなっていく。３合目から４合目の間は、工事用林道を行き、いよいよ４合目から本格的な登山が始まる。２合目は見落としたが、各合目の標識が出ているのでわかりやすい。４合目からは角度によっては、まだ雪の残る関東最高峰奥白根山がいい感じに見える。中禅寺湖、奥白根、戦場ヶ原を眺めながら登るのが、このコースの魅力だ。岩場の急な登りが続くが、その分ぐんぐんと高度が上がっているのがわかり、テンポはいい。ただ南からのコースは標高差が１２００ｍ近くもあり、なかなかタフだ。標高差だけだと北側の志津からのルートの方が楽に思える。８合目の瀧尾神社を過ぎたあたりから、崩れやすい赤茶の土になり、昨日の雨の影響もあり、やや歩きにくいところがある。単調な登りが続く分、楽な山ではなかったが快調に９時１９分山頂到着。

期待通りの大展望が広がり、日光・尾瀬周辺の山々が見渡せる。中禅寺湖、奥白根、戦場ヶ原はもちろん、すぐ北隣には太郎山、大真名子山、その後ろには女峰山。北西には雪を被った燧岳のごつごつ頭がかすかに見える。ただ、もやのせいで、至仏や平ヶ岳などは確認できなかった。８年前は富士山も見ることができたのだが、この日は黄砂が飛んでいた日らしく、その影響もあったのか、何だかもやがかかったようで、すっきりとした展望とはいかなかった。山頂には奥宮があり、二荒山大神の像や梵鐘があり、最高地点には剣が刺さっている（奉られている）。信仰の山らしくていい。コーヒーを沸かして腹ごしらえをして、しばし展望の中大休止。気持ちいいのだが、やや風が強かった分、少し寒かった。
下りは往復ではつまらないので、予定通り志津方面に下る。予想通り北側ルートには雪が。が、少し多いぞ？前回はもっと少なかったのになぁ。。。明らかに本来のルートは雪で埋もれ、雪の上にルートができている。ただ踏み後もあり、迷うようなところはない。アイゼンも不要。ストックは１本使った方が歩きやすいと思う。足の位置を慎重に選びながら下っていく。雪の多いところは歩きやすいのだが、少なくなっていると、ずぼっと沈んだり、ぬかるんでいたりと歩きにくい。だが、この南側とまったく違うルートが楽しい。初めのうちは太郎山などが大きく見えるが、しばらくいくと樹林帯に入ってしまい。足元を見ながら歩くので、景色を楽しむ余裕などなくなっていく。なかなか楽ではない下りだったが、それでも１時間半ほどで志津小屋到着。結構きれいな小屋だった。中に入ってしばし休憩。
その後は林道をひたすら三本松に向かう。前は舗装してあったかなぁ？？記憶が定かではない。三本松までは７～８キロあるので、歩くと本当にかったるくて長い。おまけに暑い！トレイルラン代わりに少し走ってみる。外秩父七峰縦走大会を経験したせいか、さほど苦ではないものの、やはり荷物と靴は重い。それでもトータル３キロくらいは走ったのではないだろうか？おかげで順調に進んだ。
途中何台かの車が追い越していったが、最後の一台の青いホンダ車が、しばらくしてバックで戻ってきた。ひょっとして！そう、何と親切にも乗せてくれるために戻ってきてくれたのだ。一応トレーニングも兼ねて三本松まで歩く覚悟はしていたものの、この親切なご好意（しかもかわいい女の子！）に一も二もなく便乗させてもらった。感謝、感謝！彼女は埼玉から来たとのことで、志津からのピストン。お礼に入山料を払った時のお守りを進呈。食事でも、、、とは思ったが、おそらく早く温泉にでも入りたいだろうと思い、宝物殿まで送ってもらい降ろしてもらった。いや～楽しい、うれしいひとときでした。もしこのブログを見てくれたら、連絡ください。（変な気抜きで）ごちそうしますよ。お友達と一緒でもいいですから。