アユタヤ (Ayutthya)
土曜日一日仕事がオフだったので、バンコクからのアユタヤ日帰りツアーに申し込み、遺跡をめぐり、いにしえの夢の跡を散策してきました。アユタヤの歴史なんてほとんど知りませんでしたが、14世紀~18世紀の廃墟となった寺院や朽ちた仏像などは、今は昔の儚さのようなものがあり、何ともいえない感動がありました。
JTBのマイバスという日本語ガイドが付く、一人でも参加できるツアーに申し込みました。個人で自由に訪ねるのもいいかなぁとも思ったのですが、現地での足の確保が大変なので、ツアーを選択。効率的に回れる反面、ちょっと味気なかったかも。。。
コースは、朝出発→アユタヤクルーズ→昼食(船内)→アユタヤ到着後、バンパイン宮殿→日本人町跡→ワットヤイチャイモンコン→ワットプラマハタート→ワットプラシーサンペット→バスにてバンコクへ戻るというもの。参加者は親娘2組(2人、3人)、カップルひと組と仙人の計8名。仙人以外は全員観光旅行で、日本でのツアー申し込み組。値段は1800バーツ、ホテルに迎えに来てくれて、帰りも指定のところで降ろしてくれたし、日本人相手の商売なので、ちーと高いけど、まぁそんなもんかなぁ。。。
アユタヤまでは船でゆっくり4時間かけて行く。何と100人以上乗れる船にお客は8名(+ガイド)のみ。バイキングの昼食が付く。スタッフの方が多いという、何と言っていいかわからない優雅?な船旅だった。デッキで川岸の風景を楽しみながら、の~んびりしていいが、ちょっと4時間は長すぎるかも。
アユタヤ到着後、バンパイン宮殿(目的は遺跡だったのであまり興味なし)、日本人町跡を観光。日本人町跡も山田長政の像や若干庭園がある程度で、特に見るものなし。売店に立ち寄っているような感じ。
その後、ワットヤイチャイモンコン見学、大きな寝涅槃像やレンガの寺院に、古の仏教文化を感じる。磨り減ったり、崩れたりしている寺院に実際以上の時間を感じる。14世紀というと日本なら室町あたりか。もっと古く思えた。
続いてワットプラマハタート見学、長い年月に木の根に埋もれた仏像、レンガの寺院の廃墟、首の無い仏像たち、は感慨深かった。ローマのフォロ・ロマーナとダブって見えたのは私だけか?クメール式のとうもろこし型の仏塔(プラーン)、セイロン式のベル型の仏塔(チェディ)、の対比も面白い。今にも崩れそうで、本当に傾いてるんですよ。もう少し時間をかけてゆっくり見たかったが、ままならないツアーの悲しさ。。。コンパクトデジカメでは伝わらない重みや雰囲気がありました。
ここで、ゾウ乗りを体験。別にアユタヤでゾウに乗りたいとは思っていなかったのですが、他の7人はツアーに含まれているとのことで、待っていても仕方がないので、追加400バーツを支払って体験。20分程度ですが思ったより面白かった。結構大きく揺れるのですが、慣れると怖くはない。ゾウ使いの坊やは首のところに普通にまたがっているだけ。ゾウのざらざらの身体にも触れてみたりして、子供に戻った気分で楽しめました。
最後はワットプラシーサンペット。歴代3台の王が眠る。ベル型の大きな白い仏塔3つの周囲には崩れたレンガの伽藍跡が残る。アユタヤ王朝の栄華が感じられる寺院だ。ここも一眼レフをもって、もう少し時間をかけて、歴史の重みや時の流れの儚さを写真に残してみたいと思った。帰りに売店でアユタヤの史跡の英語の解説書を購入(140バーツ)。日本語の解説書もあったが、内容は異なっていて日本で買ったガイドブック程度のことしか書いてなかったので、英語のものにした。遺跡の詳しい解説やアユタヤの文化、輸出品などが書かれている。(まだ一部しか読んでません。。。)
まぁ駆け足で有名なところだけ見た、っていう感じですが、十分満足した一日でした。しかし、この日は暑~い一日で、タオルは必需品でした。。。バンコクに観光で行くなら、一日はアユタヤまで足を伸ばすことをお勧めします。
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